冒頭のシーンから、グッ!と来ちゃいました。
予告編でのストーリーで刷り込みは有ったのですが、
トイレで1人悩むシーン、仕事現場でのボーっとするシーン、
携帯にかかってきた妻に返事をするシーン、うまいな~役所さん。
息子だけに打ち明ける場面は、涙が流れました。サラッっと喫茶店で、
サラッと告白する父。それを受け入れられず、深夜父の部屋へ胸のうちを、
打ち明ける息子。いや~カッコ良過ぎるのだが、泣けました。
高校の、野球部時代に喧嘩別れした友人。彼にも打ち明ける。
喧嘩別れのまま、会えなくなるのが辛いから。
昔は真っ直ぐ引けた白線が、今はもう体力が無く、真っ直ぐに
引けない。
喧嘩別れした理由が、微笑ましい。
兄に、金の相談をする場面。やはりここもサラッと告白。兄も割と
飄々と受け止める。(岸辺一徳さんのカラーでもあるが。)
でも後で出てくる兄弟だけの場面、これは卑怯だわ~。泣くに決まってます。
男兄弟で育った自分は、充分泣けます。面白かったのは、
スイカの種を出す仕種が 妙に似ていた事。(これも演出か?)
今井美樹さんも良かったですね。最後のセリフが、リアルで良かったな~。
エンディングに流れたケミストリーも、いつものひねくりまわした
メロディーラインじゃなく、ストレートなラブソングを、綺麗なハーモニーで
最後を飾ってくれました。
只、唯一の難点。というか必要だったのか、と思うのが・・・・・・
全編に渡る愛人とのシーン、というか主人公に愛人がいる、
というエピソードは 必要だったのか。
原作は読んでないので分かりませんが、映画では無くても
良かったんじゃないかな~。仕事、家族、兄弟の話だけで
充分だと思いました。
評価 ★★★★☆
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2007年11月11日日曜日
「象の背中」 10月29日鑑賞
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